ツクイスタッフ <7045> (JQ)は、昨年12月17日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。同社は、福祉業界での慢性的な人材不足による需要拡大を見込み、人材派遣、紹介予定派遣、人材紹介を行っている。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設を中心とした福祉施設、民間の有料老人ホームや医療機関が主な取引先となっているが、自治体が実施する「現任介護職員等養成支援事業」等も受託している。教育研修については、福祉施設等を運営するクライアントのニーズをもとに、介護現場の課題に特化した接遇・マナー、組織力向上、介護技術研修等を行っている。
 
 人材紹介サービスは、紹介する人材が実際に入職されるまでは、一切費用のかからない完全成功報酬型で、求職者を募るために必要な「求人広告費」と、面接対応など採用に至るまでの「手間」を抑えた理想の人材採用を実現している。
 
 人材派遣サービスは、急な退職者や産休に入る職員に代わる人材など、「必要なとき」に「必要な期間だけ」即戦力として活躍できる人材を活用できるサービスを提供している。
 
 紹介予定派遣サービスは、正職員やパートなどで正規雇用することを前提に、一定期間派遣スタッフとして採用後、仕事に対する姿勢や能力など、クライアントへの適性を見極めることのできるシステムとなっている。
 
 前2019年3月期第3四半期業績実績は、売上高61億5300万円、営業利益3億4800万円、経常利益3億2400万円、純利益2億1400万円に着地。
 
 前19年3月期業績予想は、売上高83億8600万円(前の期比8.4%増)、営業利益4億6700万円(同5.2%減)、経常利益4億3800万円(同10.6%減)、純利益2億8900万円(同10.3%減)を見込む。
 
 3月19日大引け後に年間配当予想の上方修正を発表済で、期末一括配当は従来予想の25円から30円(同5円増)の増配を予定している。
 
 株価は、昨年12月17日につけた上場来高値4325円から本年3月13日に上場来安値2350円まで調整を挟んで3月22日高値2745円と上昇。その後、モミ合っているが、4月1日高値2736円と買い直されている。介護分野の人手不足は深刻で、少子高齢化の進行から、人材ニーズは高水準が続き、2035年の介護職の人手不足は79万人に達すると予測されており、現在同社の拠点は36あるが、事業規模が十分に拡大した時点で分割、新規の拠点を設立、ニーズのある地域に進出し、事業所の規模を拡大する計画で、成長が続く見通し。
 
 前19年3月期業績は、第3四半期の業績が年計画に対する進捗率は、売上高が73.4%、営業利益が74.5%と概ね順調に推移しており、計画を達成できる見通し。今20年3月期業績予想は、上場に伴い発生した費用等がなくなり増益が観測されており、5月10日に予定される本決算の発表に期待は持てる。2500円割れで下値を固めた感があり、ここから下押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)