本日28日の南ア中銀(SARB)政策金利発表に、明日29日の格付け会社ムーディーズによる南ア格付け見直しの発表と、南アフリカで注目イベントが続く。南アフリカランド相場はこれらのイベントに反応して変動する可能性があるため要注目だ。SARBは、景気の下ブレを気にしつつもインフレを考慮して政策金利を6.75%に据え置く公算が大きい。仮に、ハト派スタンスに転じるようだとランド売りが強まると見られるが、足元のランド安などに鑑みればその可能性は低いだろう。SARBのスタンスに大きな変化がなければランド相場への影響は限られそうだ。
 また、大手格付け会社ムーディーズは、南アフリカの格付けの見直しを行っており、その結果を29日に発表する予定。現在の格付けは「Baa3」と、大手格付け会社の中では唯一「投資適格級」となっている。仮に1段階でも格下げがあれば「投資不適格級(ジャンク級)」となるため、ランド相場に強い下落圧力がかかるだろう。もっとも、ムーディーズは格付けの見通しを「ステーブル(安定的)」としており、今回の見直しで格下げに動く可能性はそれほど高くなさそうだ。それでも、財政悪化懸念などを背景に見通しが「ネガティブ」に引き下げられればランド売り材料になり得るため注意が必要だろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)