昨日のドル/円は110.60円台まで反発。主要国株価や米長期金利の戻りに連れてドル/円にも買い戻しが入った。市場に広がっていた過度な景気後退懸念は和らいだ模様で、ドル/円もひとまず109円台後半で底入れしたと見られる。

 ただ、景気後退懸念の引き金となった3カ月物と10年物の国債金利が逆転する米債市場の「逆イールド」は依然として解消されていない。また、今朝方には米連邦準備制度理事会(FRB)の理事候補であるムーア氏が0.5%の利下げを提言したと報じられている。引き続き米長期金利には低下圧力がかかりやすいと見られ、ドルの上値を抑える公算だ。ドル/円は日足一目均衡表の転換線(110.80円前後)や基準線(110.92円前後)が上値抵抗となりやすいだろう。

 なお、本日はスポット取引の応答日が3月末にあたる。仲値公示(09:55)やロンドン・フィキシング(25:00)などの前後は売買フローが交錯しやすいため、不規則変動に注意しておきたい。

 本日の予想レンジ:109.900-110.900円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)