22日のユーロ/円は、ドイツの景況感悪化が引き金となり一時123.80円台まで下落した。独3月製造業PMI・速報値が44.7となり、2012年8月以来の水準に低下した事で独10年債利回りがマイナス圏に沈む中、約2カ月ぶりの安値までユーロ安・円高が進んだ。

 こうした中、本日は独3月IFO企業景況感指数が発表される。市場予想は、約4年ぶりの低水準を記録した前月から横ばいの98.5となっている。独3月製造業PMIが約6年半ぶりの水準に悪化した事に鑑みれば、IFOにも下ブレ余地がありそうに思える。もっとも、独サービス業の景況感は製造業ほど悪化していないと見られ、独企業全体(IFOは約7000社の独企業が対象)の景況感としては、著しく悪化しないとの見立てのようだ。

 それだけに、予想に反して一段と悪化するようだと、ユーロ売りの追加燃料となりかねず、ユーロ/円は、日足一目均衡表の雲下限(123.77円前後)の下抜けも視野に入りそうだ。一方、独3月IFO企業景況感指数が予想を上回れば、22日のユーロの下げがきつかった事から、ひとまず買戻しの動きが強まる事も考えられる。ただ、日足一目均衡表の雲上限(124.76円前後)を上抜けるには、かなりのポジティブサプライズが必要だろう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)