ユニプレス <5949> は、1998年4月に山川工業と大和工業の合併により発足。自動車メーカーのニーズにあわせた新型車の設計提案から、部品の開発、試作、量産まで。プレスに関わるすべてを手がけるプレストータルエンジニアリング「デザイン・イン」が、同社の強みで、各工程では、「モノづくりの心をひとつに」を合言葉にUPS(Unipres Production System)活動があらゆる局面で浸透している。生産、開発、管理の全部門が一体となり、UPS活動のもと知恵と工夫で生産性向上や高付加価値化を推し進め、同社は自動車用プレス部品メーカーのグローバルナンバーワンを目指している。
 
 2018-2020年度「中期経営方針」では、グローバルな生産基盤の活用・強化、技術開発の推進、業界トップレベルの競争力、ESG投資等を意識した企業行動という4つの課題に取り組んでいる。グローバルな生産基盤の活用・強化では、ルノーや三菱自動車、ホンダへの拡販、9か国16拠点の生産基盤の更なる強化を図っている。技術開発の推進では、超ハイテン・ホットスタンプ・アルミ化対応、電動化対応等、新製品・新技術の開発を推し進め、高炉メーカーや自動車メーカーとの共同研究の拡充を図り、ESG投資等を意識した企業行動を行っている。中期経営目標として、着実な成長を持続、売上高営業利益率8%を維持し、2021年3月期売上高3300億円、営業利益265億円を目指している。
 
 足元の業績は、今2019年3月期第3四半期売上高2429億2500万円(前年同期比0.8%増)、営業利益138億9200万円(同21.6%減)、経常利益144億7700万円(同23.6%減)、純利益88億3900万円(同22.8%減)に着地。
 
 今19年3月期売上高3300億円(前期比0.3%減)、営業利益205億円(同21.3%減)、経常利益210億円(同20.6%減)、純利益125億円(同21.6%減)を見込む。年間配当は、55円(第2四半期末27.5円、期末27.5円)の継続を予定している。
 
 株価は、昨年1月11日につけた昨年来の高値3155円から同12月25日に昨年来の安値1686円まで調整を挟んで2月6日高値2130円と上昇。3月19日安値1693円と売り直されて底値を確認した感がある。同社は、電気自動車(EV)用大型バッテリーケースを量産しているが、日産自動車の「日産リーフ」が、EVとして史上初となる販売台数400,000台を達成。「日産リーフ」は、現在50以上の市場で販売されているが、2019年前半にはさらにラテンアメリカの6つの市場で、また年末までにアジア・オセアニアの7つの市場でも発売される予定で、大型バッテリーケースを納入している同社に見直し余地が拡がる。今19年3月期は、得意先の急激な減産の影響等が響き営業利益は2割減益を見込むが、予想PER6倍台・PBR0.56倍と割安感があり、配当利回り3.1%と利回り妙味もソコソコある水準。期待先行ながら、リバウンド相場に突入するか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)