先週ブログで、米ドル円について「円高トレンドに転換した」と明言しました。そして「110円を割れる」と予想しました。完璧に予想通りの展開となっています。
 
 今年の年始(1月3日)に為替が急落して底打ちした後は、緩やかながら円安トレンドが継続して、今月初めに1ドル=112円に到達。その後、ブログでは「円安の流れが止まった」ことを連日お伝えしてきました。さらに3月21日朝のブログでは、「円高トレンドに転換したと判断してよい状態になりました」と、米ドル円相場が円高トレンドに入ったことをハッキリお伝えしました。具体的な為替予想については、3月21日のブログ記事を読み返してください。「110円台でまず下げ渋る」「この先、110円を割れて」「108円台あたりまでなら円高が拡大する」。以上のように予想しましたら、その日はまさに110円台で下げ渋り、そして先週金曜日の夜は110円を割れるほど円高が進みました。完璧に予想通りの展開といって良いでしょう。

 FX口座で米ドル円の売りトレードをやっていた方、おめでとうございます。円高トレンドに転換したと判断した木曜朝以降、金曜夕方までに、110円台後半で、米ドル円をたとえば10万通貨を売っていれば、1日で約10万円の利益を出すことができました。1万通貨でもいいんです。いや、1千通貨でもいいんです。先週のような、トレンドが転換した初期の頃の絶好のチャンスに、さっと手を出すことができるかどうか? これがFX裁量トレードで成功する人と、なかなか成績が伸びない人の違いです。
 
 さて今後の見通しについて。とりあえず第1ターゲットの110円割れが実現しましたので、今後は引き続き、さらなるターゲット(108円台)へと円高が拡大することを期待したいです。
 
 豪ドル円について。これも長らく警戒してきましたが、これまでのレンジ相場(77円台~79円台)を下抜けようとしていると判断してよいのではないかと思われます。すでに円高シグナルは点灯しています。潜在的には、やや大きな円高エネルギーを抱えている状態です。控えめに見ても、1豪ドル=72円から、最大で70円あたり。つまり、今年の年始(1月3日)に発生した急落時の安値に接近するほどの、豪ドル安(円高)がこれから生じる可能性が高いと考えらえます。
 
 次に、ユーロ円について。これも想定していた通りで、ちょっとした円高とは違って、かなり大きなユーロ安(円高)トレンドに入った可能性があります。ターゲットは先週号でも書きましたように、1ユーロ=118円(だいたい119円~118円)が浮上しています。
 
 日経平均株価については、すでに申し上げております通り。私は昨年12月に、暴落ターゲット1万9千円(先物で1万8800円台)とハッキリ書きました。まさにその水準で底打ちして、その後は2カ月以上、株高トレンドが続いてきました。株高ターゲットは2万2千円と申し上げました。それにはあと140円ほど届きませんでしたが、今月初めにほぼ到達。その後は、先週号でも次のように解説いたしました。「チャート分析においては、下落を示唆するシグナルも出ていて、ぜんぜん良くない状況なのですが、先週は、しぶとく粘りました」。その粘りも限界にきていると思われます。株安ターゲットは先週号でも詳しく書きましたが、第1ターゲットは2万600~700円が浮上。ただ、上記のように円高トレンドがまだ初期の段階で、この先、円高が拡大する可能性が高いので、株価もずるずる下落するおそれがあります。最大の株安ターゲットは先週号でも書きましたように2万円ちょうど。つまり、日経平均株価は、年始の1月7月以来、再び、2万円近くへ接近するシナリオが考えられます。そのあたりまで株安が進むことは十分に想定内のこととしておきたいです。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)