トルコリラが軟調に推移している。リラ/円は、昨日の海外市場で約2カ月ぶりに20.15円前後まで下落する場面があった。昨日は米軍海兵隊大将がトルコによるロシア製ミサイル防衛システムS-400の導入に強い懸念を表明した事が報じられたほか、大手格付け会社が米・トルコ関係の悪化を憂慮しているとの報道もあった。
 トルコ当局が米国人牧師をテロ容疑で拘束した問題による両国の関係悪化で、昨年後半にリラ安が進行したのは記憶に新しい。今年始めのフラッシュ・クラッシュから2カ月半以上が経過して、本邦個人投資家のリラ買い・円売りポジションが再び増加している。20円台を割り込めばストップロスのリラ売りを巻き込んで下げ幅が拡大する潜在的なリスクも再びくすぶり始めた事になる。本日から週末にかけては、トルコ関連の報道に注意が必要だろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)