ドル円は引き続き111円台で方向感もなく小動き。FOMCに関するハト派的な観測が多く、111円30銭までドルが売られる場面も。ユーロドルも動きが鈍く、1.13台前半から半ばで推移。株式市場は続伸。原油価格が上昇したことで、石油関連銘柄が上昇。ダウは65ドル上昇し、ナスダックは25ポイント上げ、約5カ月ぶりの高値を記録。債券相場は反落。長期金利は2.60%台へ上昇。金は3日ぶりに反落。原油価格は反発し、59ドル台に。

米 3月NAHB住宅市場指数   →  62  

ドル/円  111.30 ~ 111.59

ユーロ/ドル 1.1325 ~ 1.1359

ユーロ/円  126.14 ~ 126.69

NYダウ +65.23  → 25,914.10ドル

GOLD -1.40 → 1301.50ドル 

WTI +0.57 → 59.09ドル 

米10年国債 +0.016 → 2.603%

 
本日の注目イベント

豪  RBA議事録
独  3月ZEW景況感指数
英  失業率(11月ー1月)
米  FOMC (20日まで)

 ドル円は引き続き方向感のない動きが続いています。昨日は特にFOMCを控えていることもあり、様子見を決め込む市場関係者が多かったせいか、NY市場での値幅はわずか29銭でした。19-20日に行われるFOMCでは、FRBが金融引き締めサイクルの終わりに近づいているとの認識を示すのではないかといった見方が強く、ややドルが売られる展開でした。今回のFOMCでは金利は据え置くことが予想され、焦点は、現状の景気認識をどのように見るのかといった点です。市場ではFRBが「ハト派」に傾くとの見方が優勢のようです。

 米中通商協議は、どのタイミングで首脳会談が開催されるのかが焦点ですが、パーデュー米農務長官は昨日フロリダで記者団に、「あらゆる論点を巡り、非常に活発な対話が続いている。為替から知的財産、強制移転やバイオテク問題に至るまでだ」と語っています。また「農産品の購入については、中国は非常に魅力的な数字を交渉のテ-ブルに示している」ことを明らかにしています。(ブルームバーグ)

 ただ最終合意に至らない点について今朝の経済紙は、中国が合意事項を順守しているか監視し、違反した場合に罰則を科す仕組みをどう構築するかといった問題で溝があると報じています。今回の米中通商協議は「貿易戦争」とはいっても、実際は「貿易」という問題に名を借りた両国の「覇権争い」だといった指摘もあり、最後までかけひきが続きそうです。

 一方先週大きなヤマバを迎えたと思われる英国のEU離脱問題は、まだ出口が見えない状況です。英下院のバーコウ議長は18日、「すでに議会が拒否した案を再び採決に付すには、中身が大幅に異なるものでなくてはならない。これまでとほぼ同じであれば、採決を許可しない」と言明しています。(ブルームバーグ)メイ首相は21日に始まるEU首脳会議の前に議会から承認を取り付けるため、本日にも採決を行う意向だったようですが、これで長期の離脱延期を要請せざるを得ない状況になりそうです。

 為替市場は、ドル円だけではなくユーロドルも鈍い動きが続いています。せめてユーロが動いてくれれば、ドル円も連れて動くことも予想されますが、ドル円はここ1カ月では2円弱の値幅しかありません。本日から始まるFOMCに期待したいところですが、どうでしょう・・・?本日のレンジは111円10銭~111円80銭程度と予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)