カオナビ <4435> (東マ)は、3月15日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「シンプルな仕組みで世の中をちょっと前へ。」というミッションのもと、「マネジメントが変わる新たなプラットフォームを。」というビジョンを掲げ、企業の人材情報をクラウド上で一元管理する『カオナビ』の提供を通じた事業展開を行っている。
 
 『カオナビ』は、社員の顔や名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を一元管理して可視化することで、最適な人材配置や抜擢といった人材マネジメントをサポートするシステム。人材マネジメントに役立つさまざまな機能を提供することで、導入企業の「働き方改革」推進と競争力強化に貢献している。
 
 今2019年3月期第3四半期業績実績は、売上高11億8900万円、営業損益9900万円の赤字、経常損益1億0200万円の赤字、最終損益1億0200万円の赤字に着地。売上高は四半期毎に順調に増加。
 
 今19年3月期業績予想は、売上高16億4500万円(前期比72.7%増)、営業損益1億1400万円の赤字(同2億4400万円の赤字)、経常損益1億4700万円の赤字(同2億5000万円の赤字)、最終損益1億4700万円の赤字(同2億8300万円の赤字)と大幅増収・赤字幅縮小を見込む。上場で調達した資金は、マーケティング費用やカオナビの新機能に関する開発費や採用費に充てる計画。年間配当予想は、無配を予定としている。
 
 株価は、上場初日の3月15日に公開価格1980円の2倍相当の3970円で初値をつけ、同日高値は3995円、同日安値3290円、同日引けは3440円。『カオナビ』の利用企業数は急増し、3年連続で国内ナンバーワンシェアで、直近実績4期(2015年3月期~18年3月期)のCAGR(年平均成長率)は+103%と驚異的な伸びを示し、何よりもカスタマーサクセスの重視により、94.5%の顧客が継続利用を希望していることが強みとなっている。また、リクルートホールディングスとの強固なパートナシップによって、適性検査サービスや人材採用サービスの連携を推し進めており、上場を機に知名度が向上し、一段の成長が期待される。企業が直面している人事課題の解決に向け、人材マネジメントが重要視される時を迎えており、ビジネスチャンスは広がる。足元の業績は、赤字幅を縮める見通しで、ここから押し目買い優位に上値を試すか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)