鶏卵販売大手バーフアン株式会社(Ba Huan)は15日、日本の総輸入販売店ISEジャパンとの間で、生食用鶏卵の生産に関する協力契約を締結した。この契約を実現するために1年以上の交渉を続けてきたという。ベトナムに卵を生で食べる習慣はなく、ベトナム企業が生食用鶏卵を生産するのは、これが初めて。

  バーフアン社のファム・ティ・フアン社長によると、同社が生産する生食用鶏卵は当面、ベトナムにある日系のスーパーや店舗で販売するが、将来的な輸出も見据えている。鶏卵を調理せずに生でも食べられるよう、日本の品質基準を満たすべく、養鶏の段階から飼料や飼育方法を厳しく管理していく方針。

  同社長は、「良い種鶏を選ぶほかにも、ビタミンEを添加した飼料を与えて、鶏卵の栄養素で100g当たり8~15mgになるよう管理する。鶏卵一つの重さは58~62gになる見通し」と述べた。生食用鶏卵は、55度のお湯で洗浄処理を行った後、9%の塩化ナトリウム(NaCl)で殺菌。その後は25度以下の環境で保存して、専用の冷蔵車で出荷する。

  バーフアン社は、主に日本食レストランや日系のスーパー、コンビニエンスストア向けに毎日約1万個の生食用鶏卵の出荷を見込んでいる。(情報提供:VERAC)