3月15日に香港メインボードに4銘柄、GEMに1銘柄が上場する。仮条件に対して上限近辺で公募価格が決まる銘柄もあれば、下限の銘柄もあり、まちまちだった。

 北京に本社を置くリース会社の友聯租賃(01563)の仮条件は0.84香港ドル~1.67香港ドルだったが、公募価格は0.85香港ドルで決定した(売買単位:3000株)。主幹事証券は信達国際。

 同社は、ヘルスケア、航空、公共インフラの3業界に対してファイナンスリースとアドバイザリーサービスを提供している。公募で調達する3.54億香港ドルのうち、約50%はヘルスケア業界向けの事業拡大のため、約40%は航空、および、公共インフラ産業向けの事業拡大に利用する予定。

 マレーシアの非鉄金属スクラップ販売会社の興合控股(01891)の仮条件は、0.50香港ドル~0.62香港ドルだったが、公募価格は下限の0.5香港ドルに決まった(売買単位:4000株)。主幹事証券は、申万宏源。

 同社は、マレーシアで非鉄金属スクラップの売買を行い、マレーシア国内の鉄鋼メーカーとの取引量で業界トップの地位にある。2017年の取引量シェアは20.7%を占めた。公募で調達する約8100万香港ドルは、約45%がスクラップ非鉄金属取引事業の運転資金にあてられ、その他、トラックの買い替えやスクラップヤードの拡張などに使われる。

 コークス生産で世界的な大手である中国旭陽集団(01907)の仮条件は、2.76香港ドル~3.18香港ドルだったが、公募価格は2.80香港ドルに決まった(売買単位:1000株)。主幹事証券は、国泰君安国際。

 同社は、鉄鋼の原料であるコークスの独立系生産事業者としては供給量で世界最大手。公募で調達する15.73億香港ドルは、約40%を債務の返済に、約30%を戦略的な投資や開発に、約20%を環境保護対策等に利用する計画。

 杭州本社で不動産開発・管理を行う濱江服務(03316)の仮条件は、5.40香港ドル~7.00香港ドルだったが、公募価格はほぼ上限の6.96香港ドルで決定した(売買単位:500株)。主幹事証券は、CLSA(A CITIC Securities Company)。

 同社は、浙江省杭州に本社を置き、主に長江デルタ地域で高級不動産を中心に商業施設やオフィスビルなど、不動産管理サービスを提供している。公募で調達する3.9億香港ドルは、約35%を不動産管理会社の買収に、約25%を管理サービスシステムの開発に、約10%を地域シェア拡大のために使う計画。

 ラーメン豚王を展開する賞之味(08096)の仮条件は0.40香港ドル~0.70香港ドルだったが、公募価格は上限の0.70香港ドルに決定した(売買単位:5000株)。主幹事証券は、Frontpage Capital Limited。

 同社は香港や中国で「豚王」ブランドで博多とんこつラーメン店チェーンを展開している。香港、マカオ、中国本土で10店舗を営業している。公募で調達する5750万香港ドルは、約60%を新規出店に、約20%を香港にあるセントラルキッチンの拡充に充てる計画。(イメージ写真提供:123RF)