リックソフト <4429> (東マ)は、2月26日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、『「価値ある道具(ツール)」を世界中の多くの人が使えるようにすること。』を企業使命として、魅力的な商品開発や事業デジタル化を下支えする「ツール」に関する調査・分析から設計・構築・運用に至る一連のサービスを提供する「ツールソリューション事業」を主な事業として取り組んでいる。
 
 主力のライセンス&SIサービスは、売上全体の約9割を占め、顧客の課題解決の為に提案からライセンス販売、コンサルタントとしてのプロジェクト参画やSI、研修、運用支援を行うサービスを提供。Atlassian製品、Alfresco製品、Tableau製品を取り扱っている。
 
 クラウドサービスは、顧客へ同社グループで取り扱う製品の稼働環境としてのクラウド環境提供を24時間365日対応、取り扱い製品の専任技術者が運用管理するフルマネージドクラウドサービスで迅速に行っている。
 
 ソフトウェア開発は、Atlassian社の主力製品であるJiraやConfluenceへの拡張機能をアドオン製品として開発を行っており、国内のみならず海外にも販売している。
 
 前2019年2月期第3四半期業績実績は、売上高17億6300万円、営業利益2億2400万円、経常利益2億6600万円、純利益1億7700万円に着地。Atlassian製品の売上が好調で、特に大手製造業の新規顧客、アップグレード大手製造業の新規顧客、アップグレード(現在使用中のライセンスユーザ数を増やして契約更新すること)案件が多く、業績に大きく貢献した。また、Alfresco製品のライセンス販売も実績が出ており、同社の課題であるAtlassian製品以外の事業拡大にも大きく寄与した。
 
 前19年2月期業績予想は、売上高22億8700万円(前の期比32.4%増)、営業利益2億8400万円(同98.4%増)、経常利益2億8400万円(同2.2倍)、純利益1億8600万円(同2.0倍)を見込む。上場で調達した資金は人件費や研究開発費、基幹システムの設備投資などに充当する計画で、年間配当予想は、無配を予定している。
 
 株価は、上場2日目となる2月27日に公開価格4000円の2.26倍相当の9050円で初値をつけ、同28日高値11470円と買われた後、下値を切り上げ、モミ合っている。同社が、Atlassian社の全世界パートナーランキングではアジアパシフィックで最上位に位置する導入実績やノウハウを持ち、前期大幅増益を見込むことが好感されている。今20年2月期大幅増益が観測されており、4月12日に予定される2月期本決算の発表に期待が持てることから、直近IPO人気が続き上昇基調を強める可能性は高そうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)