前週末に米WSJ紙が、米中は3月27日頃に首脳会談を開催し、正式に通商合意を結ぶ可能性がある、と報じた事を受けて豪ドル/円が堅調に推移している。ただ、79円台半ばで伸び悩む様子も見られ、アジア株の大幅高にもかかわらず、79.80円台の上値抵抗突破を試す機運は高まらなかった。こうした動きには、豪中銀(RBA)の政策金利発表と中国全国人民代表大会の開幕を明日に控えている事が影響しているのだろう。RBAは、政策金利を1.50%に据え置く公算が大きいが、ロウ総裁が将来的な利上げスタンスを撤回した直後とあって、声明文のハト派傾斜が警戒されている可能性もある。

 一方、中国・北京で始まる全国人民代表大会では、李首相が冒頭に政府活動報告を読み上げ、2019年の成長率目標や景気テコ入れに向けた経済対策などが明らかとなる。豪ドル/円相場は、明日の2大イベントを確認するまでは動きづらそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)