ドル/円相場の2月足は、1月足の長い下ヒゲによるサポート効果もあって陽線引けが濃厚だ。とはいえ、これが上昇トレンド開始のシグナルなのか、あるいは一時的な戻り局面なのかについては判断が難しい。18カ月移動平均線や24カ月移動平均などの長期線が通る110.80円台を終値ベースで上回れば、先高感を醸成する可能性がある一方、これらを下回って終えれば110.00円を中心とするレンジ相場入りの見方が強まりそうだ。

 その意味では、2月最後の取引となる本日の動きが3月以降の相場展開の試金石になるとも言える。そうした中、本日のNYタイムに発表される米10-12月期国内総生産(GDP)の結果が注目される。市場予想は前期比年率+2.2%となっており、7-9月期(+3.4%)からの減速は避けられない見通しだ。

 なお、米アトランタ連銀の予測モデルに基づく予想値はさらに低い+1.8%となっている。この米GDPと、月末の資金フローが持ち込まれる25時のロンドンフィキシングを経て、ドル/円の2月相場の着地点を見守りたい。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)