ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)の予測によると、2019年のマグロ輸出額は前年より約3億5000万USD(約388億円)増えて、10億USD(約1100億円)に達する見通しだ。

  VASEPの代表者によると、2018年のマグロ輸出額は前年比+10%増の6億5300万USD(約724億円)となっている。ベトナムは2017年10月に、 違法・無報告・無規制に行われている漁業(IUU漁業)問題で欧州連合(EU)からECイエローカードを受けており、その影響で輸出額の成長率は小幅なものにとどまった。

  ベトナムは2018年に、米国、EU、イスラエル、ASEAN、日本、カナダ、メキシコなどの主要市場を含む計105のマーケットにマグロを輸出。このうち、輸出額トップは米国の2億3000万USD(約255億円)で、全体の35%を占めた。

  マグロ缶詰の輸出が減少した一方で、その他の加工品が大幅に増加。米国にとって、ベトナムは、タイ、エクアドル、中国に次ぐ第4位のマグロ製品(缶詰および加工品)輸出元、冷凍切り身ではインドネシアに次ぐ第2位の輸出元となった。

  日本向けの輸出額は昨年第4四半期に▲25.6%減少しているが、第1~第3四半期が好調だったため、通年では+1.7%の微増で、輸出額は2500万USD(約28億円)となった。なお、日本市場向けの主力輸出品目は冷凍切り身となっている。(情報提供:VERAC)