ポンド/円は、本日の東京市場で約3カ月ぶりの145.80円台に上伸して年初来高値を更新。英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitについて、「合意なき(無秩序な)離脱」の可能性が低下したとの見方が広がり、ポンドを買い戻す動きが強まった。メイ英首相が3月29日の離脱期限の延長を検討しているとの報道や、最大野党・労働党のコービン党首が、2度目の国民投票実施を支持する方向に転じたとの報道がきっかけだ。

 そうした中、本日はメイ英首相がEUとの離脱協定の再交渉に関する進捗状況を議会に報告する。なお、メイ氏は離脱協定案の採決期限を3月12日まで延長したが、3月29日の離脱期限延期には正式に触れていない。むしろ、これまでは延期に否定的な見解を示してきた。3月29日まで残り1カ月。いかにして「無秩序な離脱」を回避するかが焦点となる中、その有力な選択肢の一つとして「離脱期限の延期」が浮上している。メイ英首相の発言がポンド相場を揺り動かす事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)