先週1週間は一貫して、1ドル=110円台。予想通り、横ばいの展開でした。今後の為替を予想するためには、これまでの流れを確認しておきましょう。昨年12月に「円高トレンドに入った」と明言。その通り、じりじり円高が進みました。そして、年末のブログ記事で「新年1月は、ズバリ108円へ円高が拡大する」と予想。その通り、新年早々、円高が急拡大して、終値ベースでは1月3日に107.6円を記録。予想していた108円に到達して、さらに行き過ぎたことを受けて、翌1月4日朝のブログ記事で「円高の波は完成」したと明言。「買い戻しして利益確定するのがベストです」「休むも相場で一旦休んで英気を養い、そしてまた次のチャンスを狙います」などとFX裁量トレーディングについてアドバイスさせていただきました。
 
 当時、「円高の波は完成した」と明言しました通り、1月4日以降は、もう円高になることはなく、横ばいからやや上向き基調が続いてきました。そして、今月は「最大111円台へ円安が進む」と予想。やや日数がかかりましたが、今月14日朝に円安予想レート(111円)に到達。それを受けて、その日の朝のブログ記事で 「短期裁量トレードとしては、この111円台で完全に降りるのがオーソドックスな戦い方」と解説しましたら、その日のうちに110円へ反落。そして、先週は「横ばいの動き」になると予想。先週もまったく予想通り、110円台で横ばいの動きだった。というのが、これまでの大きな流れです。
 
 さて今週の見通しについて。年始に急落したあとの、横ばいからやや上向きの流れが、ちょっと煮詰まってきたかなあという印象です。かといって、円高に転換することが決まっているとか、大きな円高リスクがあるというわけではまったくありません。円安方向については、この110円から、再び111円へ向かったとしてもそのあたりでは上値が重たくなりやすいと考えられます。一方、円高方向については、110円台の半ばから前半あたりにサポート帯がありまして、比較的しっかりしていますので下支えされやすいです。もし、それを割り込んだからと言って、大きく崩れるわけでもなく、109円近く~108円台後半あたりに、また次のサポート帯が位置しています。したがいまして、米中貿易問題で悪いニュースが出たり、この3月の日本の決算期にからんで円高になる材料が出たとしても、意外と、大きく崩れにくく、上記のような各サポート帯で下げ渋る展開が想定されるのではないかと思われます。
 
 ユーロ円なども完全に横ばいの展開となっています。2月は一貫して124円台~125円台でのレンジ相場。もっといえば、年始の急落&急反発の後、もう1カ月半以上、123円台~125円台の狭い範囲のレンジ相場が続いています。レンジの上限は126円近辺、下限は123円台後半あたり。このどちらかをブレイクすれば、また大きく動く展開が期待されます。しばらくは、それら上下のポイントが意識されます。
 
 豪ドル円もしぶとくレンジ相場が続いています。だいたい77円台後半~80円手前。現状まだどちらにブレイクするとも言い切れないのですが、もしも下限(77円台後半)を下抜けると、また年始の暴落時の水準に匹敵するくらいの下げ圧力が強まることが想定されます。現状、レンジのど真ん中ですから、もうしばらくレンジ相場が続くことを想定しながらも、来月あたりに下抜けた場合は、裁量トレードで稼ぐチャンスでもありますので、しっかり準備しておきたいです。
 
 日経平均株価についても、完全に予想通りの展開といってよいかと思います。2月14日のブログ記事では先々週、重要ポイントを上抜けたと判断して、次のように予想しました。「最大で日経平均2万2千円という大きな株高ターゲットが浮上」「反落する場合は、2万800~900円台が比較的強力なサポート帯として作用」。その週末金曜日に安値2万853円(終値で2万900円)まで反落。ちょうど、予想していた強力なサポート帯(2万800~900円)で、ものの見事にしっかりサポートされて跳ね返されました。そして、先週は2万1400~2万1500円まで上がってきたところです。引き続き、最大株高予想ターゲット2万2千へ近づくことを期待したいです。
 
 NYダウは先週末ついに2万6千ドルの大台を回復しました。終値で2万6031ドル。去年10月に記録した史上最高値は2万6951ドル(終値で2万6828ドル)。さすがにこの2万6千ドル台では上値が重たくなりやすく、去年の最高値を一気に抜き去ることは難しいと思われます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)