ドル円はほぼ動きがなく110円台半ばで推移。110円52-62銭でのもみ合いに。米国市場が休場のため終日薄商いに。ユーロドルも小動きの中、やや買い戻しが優勢に。1.1333近辺まで反発。

ドル/円 110.52 ~ 110.62 

ユーロ/ドル 1.1295 ~ 1.1333td></tr>

ユーロ/円  124.92  ~ 125.27

NYダウ  ------  → 25,883.25ドル

GOLD ------ → 1322.10ドル 

WTI ------ → 55.59ドル 

米10年国債  ------ → 2.663%

 
本日の注目イベント

豪  RBA議事録
独  2月ZEW景況感指数
欧  ユーロ圏12月経常収支
英  1月失業率
米  2月NAHB住宅市場指数
米  メスター・クリーブランド連銀総裁講演


 NY市場がプレジデンツデーで休場のため動きはほとんどありません。昨日の東京時間では、日経平均株価が400円を超える上昇を見せたにもかかわらず、ドル円は「蚊帳の外」状態でした。さすがに下落はしなかったものの上昇力もなく、110円台半ばで推移。改めて株価とドル円の相関性の低さを目にした感じです。重要イベントを通過してやや材料不足が予想されるため、ますます膠着状態が続くのか懸念されます。

 米中貿易戦争は、どうやら最悪のシナリオは避けられそうな状況になってきましたが、今朝は、今度は対EUとの争いが激化しそうな気配で?す。トランプ政権はすでにEUに対しても関税引き上げを実施していますが、今朝の報道では、EUは米国が輸入自動車に追加関税を課すとの脅しを実行に移した場合は、速やかに報復すると表明したようです。

 ブルームバーグによると、EUはトランプ政権が輸入自動車・部品への関税措置を発動した場合、米国からの輸入品200億ユーロ(約2兆5000億円)相当への報復関税を準備していると伝えています。米国ではすでにEUに対して鉄鋼・アルミニウム関税を導入しており、これに対してEUは、米国からのハーレー・ダビッドソンのオ-トバイやリ-バイ・ストラウスのジーンズなど28億ユーロ相当の米輸入品に報復関税を課しています。米国の関税導入は、中国への関税措置と同じく「国家安全保障を脅かす」との理由によるものです。米国のEUとの貿易赤字の多くはドイツが占めています。トランプ氏とメルケル氏との「冷戦」は昨年の「G20」でも確認済みですが、さらに関係が悪化する可能性もあります。

 そのトランプ氏の来日が5月26-28日に決まりそうな報道があります。実現すれば初来日ということになりますが、6月には大阪で「G20」が開催されるため、こちらは来日が決まっているようで、5月に来日すれば2カ月連続ということになり、「異例なことだ」という論評です。ノーベ平和賞へ推薦してくれたことへの、お礼の意味もあるかもしれません?

 本日は引き続き110円台での推移が予想され、110-111円がともに抜け切れない展開が見込まれます。短期の動きを示す「1時間足」では110円70銭あたりを明確に抜けると雲抜けを完成させるため上昇の余地があるかもしれません。目先の動きではこのレベルが最初のレジスタンスになりそうです。予想レンジは110円20銭~111円程度でしょうか。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)