先週金曜夜、NYダウがまた上昇(前日比443ドル高)して終値2万5883ドル。去年のあのクリスマスに2万1千ドル台まで暴落したのがもう遠い昔のことのようです。去年10月に記録した史上最高値2万6951ドル(終値で2万6828ドル)まであともう約1千ドルのところまで迫っています。
 
日経平均株価は、完全に予想通りの展開ですね。先週は重要な変化があったことを指摘して、木曜朝のブログ記事において次のように予想しました。「最大で日経平均2万2千円という大きな株高ターゲットが浮上」「この先、一時的に反落することなどはもちろんあるでしょうが、反落する場合は、これまで上値を抑制していた2万800~900円台が比較的強力なサポート帯として作用しやすい」。
 
金曜日に反落して、日経平均株価の反落時の安値は20,853円。予想が完璧に的中して、「比較的強力なサポート帯(2万800~900円)」で、ピタッと止まりましたね。そして金曜の夜には、ぐいぐい上がって、日経225先物は21,200円台まで駆け上がってきました。引き続き、今月下旬から来月にかけて、最大2万2千円を目指して上昇する可能性があるとの予想を維持します。
 
さて米ドル円について。先週は、最大111円との予想がズバリ的中しました。しかも、「短期裁量トレードとしては、この111円台で完全に降りるのがオーソドックスな戦い方」(2月14日朝のブログ記事より)などと解説いたしました通り、111円台に到達した後、その日の夜にはもう110円台まで反落しました。FX裁量トレードをやっていて、米ドル円の買いポジションをしっかり111円台で売り抜けることができた皆様、おめでとうございます。予想ターゲットで利益確定しても、そこからさらに行き過ぎるケースはしばしばあるのですが、今回は、予想ターゲットで止まって、その日のうちに反落しましたから、そこで利益確定できて、本当に気分爽快だったと思います。今後の見通しについてですが、もちろん、再度111円へ向かう展開も考えられるかもしれませんが、いずれにしましても、このあたりでは(110円台~111円台)では上値が重たくなりやすく、横ばいの動きを挟んで、その次の局面へ移行することが考えられます。
 
ユーロ円は完全にレンジ内。今後もまだレンジ相場が続くとしても、レンジの下限124円近辺は、この先ずっと意識されます。目先はこれといって、大きな動きを招くきっかけになるようなイベント、経済指標発表は特に見当たらないのですが、来月以降もレンジから逸脱するような動きは要警戒で、万が一、レンジから下方に崩れるような展開になりますと、120円を割れるほどの円高シナリオも浮上します。
 
来月はもう、イギリスのEU離脱期限。当初のスケジュールではこの3月に離脱する予定になっています。イギリス国内(イギリスの議会)がまとまっていませんので、今からEU側と合意が形成される可能性は非常に低いです。ポジティブな材料があるとすれば、離脱期限の延長。これならまともな合意をしてスムーズに離脱できるとの思惑から一時的にポンドが上昇する展開も想定されます。目先のスケジュールは、離脱交渉の延長についての採決(EU側との話し合いではなくてあくまでもイギリス議会での採決)が来週なされる方向でイギリスの政治が動いています。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)