起業セミナーを展開するトピカ・ファウンダー・インスティテュート(Topica Founder Institute=TFI)によると、2018年におけるベトナムのスタートアップ企業への出資件数は92件で前年と比べて変らなかったが、出資額は前年の約3倍にあたる8億8900万USD(約980億円)に達した。

  分野別で見ると、ファイナンス・テクノロジー(フィンテック=ITを活用した金融サービス)企業への出資が8件の1億1700万USD(約129億円)で、全体の13%を占めトップ。以下、◇電子商取引(eコマース=EC):21件・1億0400万USD(約114億円)、◇トラベルテック(ITを活用した旅行サービス):8件・6400万USD(約70億円)と続く。

  段階別で見ると、シード・プレシード段階の出資が48件の1000万USD(約11億円)で、取引件数として最も多かった。シリーズA・プレシリーズA段階の出資が22件の1億3600万USD(約150億円)、シリーズB段階の出資が6件の8600万USD(約95億円)。

  また、シリーズC段階の出資が5件の1億7800万USD(約196億円)、シリーズD段階の出資が1件の5000万USD(約55億円)、M&A(合併・買収)・プレ新規株式公開(IPO)段階の出資が9件の4億1700万USD(約460億円)だった。

  急成長の地場系大手総合メディア会社イエーワン[YEG](YEAH1)やECセンドー(Sendo)、教育サービストピカ(Topica)など、最大の出資額を受けたトップ10社への合計出資額は7億3400万USD(約807億円)で、全体の83%を占めた。

  なお、ビナキャピタルベンチャーズ(VinaCapital Ventures)、ビングループベンチャーズ(Vingroup Ventures)、ESPキャピタル(ESP Capital)、ベトキャピタルベンチャーズ(Viet Capital Ventures)など国内のファンドによる出資額が出資額全体の約60%を占めた。(情報提供:VERAC)