世界的に引締めスタンスを放棄する中央銀行が増える中、相対的にドルが買われやすい反面、世界経済を巡る不透明感がくすぶる中では円も買われやすい。このため、ドル/円は目先的に方向感が出にくくなっている。株価の下落が見込まれる本日の東京市場では、109円台半ばを一時的に割り込む可能性もあるだろう。ただ、ユーロやポンドに対する売り圧力は根強く、欧米市場ではドル買いに傾きやすいと見る。欧米株が持ち直せば、再度110円台を試す流れになる可能性もある。

 ドル/円は週足一目均衡表の雲(109.678~110.079円)の中でもみ合っており、本日の終値(今週終値)で上下どちらに抜けるか注目したい。雲の上でクローズできれば111円台への続伸も期待できる一方、雲の下で引けるようなら前週安値の108.50円前後に向けて下落余地が広がりそうだ。なお、雲を抜け切れずに終われば来週以降ももみ合いが続くとの見方が広がるだろう。

 本日の予想レンジ:109.400-110.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)