NZドル/円は「他力本願」の相場展開が続いている。今朝方は、日本株の上昇を好感して約1カ月半ぶりに75.90円前後まで上昇したが、その後は豪ドルの急落に連れ安する格好で75.20円台へと反落した。そうした中、明朝にはNZ10-12月期雇用統計が発表される。「自力」での相場変動に繋がる公算が大きいため注目しておきたい。NZ中銀(RBNZ)は、2018年に結んだ政府との協定により、その責務・使命に「雇用の最大化」を加えた経緯がある。

 このため、雇用情勢の変化はRBNZの政策変更に関する思惑を高める可能性がある。足元では、米連邦準備制度理事会(FRB)や豪中銀(RBA)のように、中銀の「ハト派化」が為替相場のテーマとなるケースが多いだけに、NZ10-12月期雇用統計が弱ければ、RBNZの利下げ観測に繋がりやすいと考えられる。なお、市場予想は失業率が4.1%、雇用者数は前期比+0.3%となっており、前回(3.9%、+1.1%)から軟化が見込まれている。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)