米ドル円は大きな動きなし。先週も1ドル=109円台で終わりました。もともと12月に円高トレンドに入ったと明言して、実際、12月~年始にかけて急速に円高が進みました。(12月の高値113円→ 年始に一時104円台)。年始の円高を見て、直後の1月4日朝のブログ記事で「円高の波が完成した」とハッキリ書きました。その後は、連日、横ばいからやや上向きと予想し、その通りに動きました。ただ、1月に最大110円~と予想していたなかで、なかなかしっかり110円に乗ることができず、「いわゆる攻め疲れ」の状態になったので「一旦反落する可能性」が徐々に高まっていると指摘しました。先週は本当に108円まで一旦反落する現象が見られました。
 
 さて、2月に入りましたので、今月の見通しについて。現状、米ドル円相場は、意識すべきポイントがある程度見えておりまして、円安方向は109円台後半~110円手前。この水準が円安への動きを阻む抵抗帯として作用すると考えられます。もし突破することができれば、最大111円台へ向けて円安がやや加速しやすくなると思われます。逆に、円高方向のポイントは108円台。細かく言えば、108円台後半および108円近辺にちょっとしたサポート帯があり、したがいまして、下落の動きが生じても、まずは108円台では下げ渋りやすいです。年始は急落と急反発と荒っぽい値動きが見られましたが、その後の落ち着きを取り戻した局面が、今月もうしばらく続きそうというのが大雑把な見方になります。
 
 豪ドル円がじわじわ来ているのですが、1豪ドル=80円の大台まで、あと一歩の状況です(先週末79.3円)。すでに、チャート分析上の重要ポイントを突破したと判断される状況ですので、今月はこのまま81~82円を目指して、豪ドル円がもうひと伸びすることを期待したいです。
 
 ユーロ円も動きが似ています。豪ドル円と同じく、重要なポイントを上方にブレイクしたと判断しても良い状況でして、具体的には1ユーロ=127円から128円あたり。すなわち12月に円高トレンドに入る前の水準くらいならば、今月、戻る可能性も出ていると考えられます。
 
 トルコリラ投資家のみなさま、おめでとうございます。先週ついに1リラ=21円を回復しました。期待通りの展開ですね。ただこの21円台では上値が重たくなりやすく、特に21円台半ばあたりが目安になると考えられます。
 
 日経平均株価については、上述のような円安シナリオが実現すれば、後押しする要因になりますので、もともと1月の株高メド「2万円台半ば~2万1千円」でしたが、いよいよ2月こそは、2万1千円台に乗ることも期待できるのではないかと思われます。欧米株と比べても、1月の戻りが、だいぶ鈍かったですので、今月は、2万1400~1500円あたりへの戻りは期待したいです。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)