テクノスデータサイエンス・エンジニアリング <7046> (東マ)は、昨年12月18日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、「新しい価値を創造し、変化をもたらす次世代のチャレンジャー」という経営ビジョンのもと、データサイエンスで、ビジョン策定、データ分析・最適化、AIを活用した運用しくみづくり、分析活用基盤の構築など、データ分析・活用を軸に顧客のニーズや課題にあったサービスを提供している。
具体的には、データ経営コンサルティング・解析支援、データ活用人材教育・組織組成支援、デジタル戦略システム構築サービスなどを行う「ビックデータ・AIソリューションサービス」と同社独自AI製品「scorobo」シリーズや他社AI製品などの販売による「AI製品等によるロイヤリティサービス」の提供を行っている。
1月31日前場引け後に発表した今19年3月期第3四半期決算と同時に通期業績予想の修正を発表した。今2019年3月期第3四半期において、同社は、蓄積された解析技術を基に、新規顧客開拓を図るとともに既存顧客の深耕による受注拡大に注力したほか、ChatBotや音声アシスタント等の対話サービスに対して、自動応答機能を提供する対話型AI製品「COGNIGY」の取扱いを開始したことに伴い、顧客企業への導入に向けて積極的な営業を図ってきた。
第3四半期業績実績は、売上高10億0600万円、営業利益1億5700万円、経常利益1億7300万円、純利益1億1200万円に着地。
今19年3月期業績予想は、売上高従来予想の13億5100万円(前期比32.6%増)を据え置いたが、効率的なプロジェクト推進により、外注費が減少したほか、上場関連費用が計画より発生しなかったため、営業利益は同1億5100万円(同2.6倍)から1億6500万円(同2.9倍)、経常利益は同1億6000万円(同55.8%増)から1億8100万円(同75.6%増)、純利益は同1億0500万円(同40.2%増)から1億1700万円(同57.1%増)になる見通し。年間配当予想は、未定(同期末一括5円)としている。なお、昨年11月6日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っている。
株価は、昨年12月19日につけた上場来高値7680円から1月4日に上場来安値4960円と売られた後、5500円割れで下値を固め1月29日高値7090円と上昇。その後、モミ合っている。今期利益予想を増額したが、7000円に接近する場面には、戻り待ちの売りが控えており、上値の重い展開となっている。ビックデータ・AI関連のテーマに乗っており、日柄調整が進めば、上値を試す可能性はあり、5500円どころの下値水準に突っ込む場面があれば、リバウンド狙いで買いを考えたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
TDSEは通期利益予想を増額、日柄調整が進むか注目
2019-02-04 08:22

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