今週のドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中閣僚級通商協議などの重要イベントを消化して週初の水準(109.50円前後)からやや下落している。とはいえ、108円台半ばで下げ渋ると109円台目前まで値を戻すなど底堅さも目立つ。本日の欧米市場の動き次第では週足が陽線に転じて引けてもおかしくない動きだ。仮に週足が陽転すれば、週足一目均衡表の転換線(109.13円前後)と基準線(109.49円前後)をいずれも上抜く事になる。来週の相場見通しに強気な見方が増えるチャートフェースとなるだろう。

 こうした中、米1月雇用統計の結果に注目が集まりそうだ。ただ、FOMCが利上げ休止を示唆するなど、ハト派スタンスを示しているため、雇用統計が良好でもドルの上昇は限定的かもしれない。反対に悪化すればドルは売られやすくなりそうだ。

 なお、市場予想は非農業部門雇用者数が16.5万人増、失業率は3.9%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.2%などとなっている。その他、雇用統計の1時間半後に発表される米ISM製造業景況指数は、2016年11月以来の水準への低下が予想されている。景気先行指標として株価動向にも影響が及びやすい指標だけに、こちらの結果にも注目しておきたい。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)