ドル/円相場は、109円台後半で小幅な値動きながらも底堅く推移している。心理的節目であり、チャート上の節目でもある110.00円の突破を再び狙う勢いだ。週末を控えた欧米市場で大台を回復すれば、短期筋のストップロスなどを巻き込んで上昇に弾みがつく可能性もある。

 もっとも、来週には、英・欧州連合(EU)離脱=Brexit協定修正案の議会採決(29日)や、米連邦公開市場委員会(FOMC、29-30日)、米中高官級通商協議(30-31日)、米1月雇用統計(1日)など、重要イベントが多く控えている。

 普通に考えれば、様子見ムードが広がりやすく、本日のところは積極的な取引は手控えられがちだろう。仮に110円の壁を突破できなかった場合は、来週に向けて上昇期待を維持できるかが重要となる。その分岐点として、週足一目均衡表の基準線(109.49円前後)と転換線(109.24円前後)を挙げておきたい。これらを維持できれば大台回復に向けた機運は来週も保たれそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)