映画チケットのオンライン販売サイト「猫眼電影(maoyan.com)」を運営する猫眼娯楽(01896)が2月4日に香港メインボードに上場する。公募株数は1億3200万株超、仮条件は1.48~20.40香港ドル(売買単位200株)。2月1日に公募価格が決定する。主幹事証券(Sole Sponsor)は、China Renaissance。

 「猫眼電影(maoyan.com)」は、中国国内で映画チケットのオンライン販売で61.3%のシェアを持つ最大手。他に、コンサートやスポーツイベントなどのチケット販売、広告制作なども手がける。インターネットサービス中国最大手の騰訊(テンセント・ホールディングス)や、飲食店レビューなどを手がける美団点評(メイトゥアン・ディエンピン)が出資することでも知られる(公募前の持ち株比率は、テンセントが16.27%、メイトゥアンが8.56%)。

 中国は、米国に次ぐ映画興行収入がある。映画チケット販売の85%は既にオンラインで販売され、同社は、中国で上映される映画の総興行収入の90%以上に貢献した(2018年の1月~9月の期間)。

 同社の17年12月期の売上高は25.48億人民元と前年比倍増の勢いで急速に伸びているが、この需要を処理するためのシステム投資もかさんでおり、未だ最終利益は計上できていない。2016年12月期の最終赤字は5億820万人民元、17年12月期も7610万人民元の赤字だった。

 今回のIPOによって、資金調達額は約22億香港ドル(約308億円)が見込まれる。30%を投資に振り向けコンテンツの供給を充実させ、30%はシステム拡充、30%は買収等に備えるとしている。

 また、IPOによって映画館向けのデジタル・シアター・システムを供給するIMAX CHINA(01970)、スマホ大手の小米集団(01810)、インターネット広告大手のHylink Digital Solutions(上海:603825)などが公募に応募している。(イメージ写真提供:123RF)