ジェイテックコーポレーション <3446> (東マ)は、2018年2月28日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、1993年12月に創業し、一貫して「オンリーワンの技術で広く社会に貢献する」という経営理念のもと、失敗を恐れず、誰よりも早く挑戦し、結果を追い求めている。
 
 現在、大阪大学・理化学研究所の研究成果の実用化に成功した放射光用X線集光ミラーを中心としたオプティカル事業、また創業当初から培ってきた独自の細胞培養技術をもとに商品展開している各種自動細胞培養装置を中心としたライフサイエンス・機器開発事業、この2つの事業を軸に経営資源を集中し、事業規模の拡大を推し進めている。
 
 オプティカル事業では、X線などの光を使った世界最先端の分析研究を行っている。「SPring-8(兵庫県)」のような世界中にある大型放射光施設において使用される、放射光X線を回折限界まで集光することが可能な極限の精度が求められる高精度楕円集光ミラーを代表とする各種高精度X線ミラーの設計・製作・販売をしている。同社のX線ミラーは、日本をはじめ、欧州、米国、アジア等世界各地の大型放射光施設やX線自由電子レーザー施設の研究者から、世界トップの超高精度形状ミラーとして、当該施設の高度化に必要不可欠であると高く評価され、事業の柱へと成長している。
 
 ライフサイエンス・機器開発事業では、ライフサイエンス事業において、創業当初から20年以上に渡り培ってきた独自の細胞培養技術をもとに各種自動細胞培養装置を中心とし、商品展開している。自動細胞培養装置においては、今後急速な需要の拡大が期待される再生医療分野では臨床研究向け3次元細胞培養システムなどを開発し、創薬分野ではスクリーニング自動化システムの開発などを推進、さらにiPS細胞の関連事業においても積極的に技術開発、製品開発を推し進めている。機器開発事業において、医薬・バイオ分野だけでなく半導体・化学・印刷・色認識・画像処理・ソフトウェアなどの幅広い分野において、これまで培った技術力や開発力を武器に自動化装置やシステムの提供を行い、ユーザーから高い評価を得ている。
 
 今2019年6月期第1四半期業績実績は、売上高1億4100万円(前年同期比61.7%減)、営業損益4600万円の赤字(同1億7300万円の黒字)、経常損益300万円の赤字(同1億7400万円の黒字)、最終損益300万円の赤字(同1億0800万円の黒字)に着地。オプティカル事業では、前年度から期ずれとなっていたアメリカ向けとドイツ向けの売上を7月度に計上したほか、台湾向け等が売上をけん引。また、オプティカル事業は全て受注生産で、前年度同様下期に売上が偏重する見込み。ライフサイエンス・機器開発事業では、第1四半期の売上は当初から大きく見込まず、大型自動培養装置の保守メンテナンス料と消耗品等による売上を計上した。今年度は、CELLFLOATシステムを用いた汎用型機器から機器開発事業における受託生産に販売構成のシフトを図っている。機器開発事業は、主に受託生産で、第1四半期においては納品に向けての製造活動を行うと同時に新規事業分野の開拓にも注力している。
 
 今19年6月期業績予想は、売上高14億0800万円(前期比39.5%増)、営業利益4億0400万円(同65.9%増)、経常利益4億4100万円(同58.0%増)、純利益2億9400万円(同68.5%増)を見込む。年間配当は、無配を予定している。
 
 株価は、昨年3月5日につけた上場来高値13490円から同12月25日につけた上場来安値2900円まで調整を挟んで1月18日高値3620円と上昇している。短期的には5日移動平均線が25日移動平均線を上抜きミニ・ゴールデンクロスを示現。リバウンド幅を広げているが、今19年6月期第1四半期赤字転落とあって、13週移動平均線が上値を抑える可能性がある。今19年6月期の売上は下期に偏重する見込みで、2月13日に今19年6月期第2四半期決算の発表が予定されており、二番底を形成する場面があれば、中長期的な視点で買いを考えるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)