カナダドル/円は、1月3日のフラッシュクラッシュに巻き込まれて一時76円台へと差し込んだがその後は目覚しい反発を見せており、昨日のNY市場では82.50円台まで上伸する場面もあった。カナダドル/円がさらに上値を伸ばせるかどうかは、カナダの主要輸出品である原油価格の動向と本日発表されるカナダ12月消費者物価指数の結果がカギとなりそうだ。NY原油(WTI)は、昨年末に42ドル台まで下落したが、足元では世界景気を巡る過度に悲観的な見方が後退する中で52ドル台に反発している。11日に付けた戻り高値53.31ドルを超えられれば、上昇に弾みが付きそうだ。

 一方、本日発表予定のカナダ12月消費者物価指数は、市場予想が前月比-0.4%、前年比+1.7%となっている。原油価格が安値圏にあった昨年12月の物価指数だけに下ブレへの警戒感も拭えないところだが、それだけに予想以上の伸びとなれば、カナダ中銀の利上げ期待が再燃する事になろう。なお、カナダ中銀は12月の金融政策委員会終了後に発表した声明で「原油価格の低迷や軟調な住宅市場が短期的に経済にマイナスの影響を及ぼすものの、追加利上げが必要になる」との認識を示し、引締めスタンスを維持している。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)