先週3日には一時1.13ドル台を割り込む場面もあったユーロ/ドルが、ここにきて持ち直している。本日は、1.148ドル台まで上昇。昨年11月以来の抵抗であり、2日にも上値を阻まれた1.15ドルに再び接近している。もっともこの上昇は、ユーロ高というよりもドル安によるところが大きい。米利上げ休止観測というドルの「敵失」によってユーロが上昇している面が強い。

 そうした他力本願スタイルのユーロ高が長持ちするとは考えにくい。むしろ、チャート上の節目である1.15ドルに接近した事で、テクニカル的なユーロ売りが出やすいと見るべきだろう。また、低金利通貨のユーロに対して高金利通貨のドルを売り持ちにすると金利差負担コストが嵩む。この点もユーロ買い・ドル売りが長続きしにくい理由のひとつになるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)