ユーロ/ドルは、一週間ぶりに1.146ドル台に上昇しており、月初来高値の1.1486ドル前後や節目の1.150ドルが視野に入ってきた。この上昇は、ドル安によるところが大きくユーロに強材料があった訳ではない。その上、1.150ドル付近は11月にも上値を阻まれた強いレジスタンスと見られているだけに、ここからの「伸び代」は大きくないと見ておくべきだろう。

 そうした中、本日は日本時間22時に独12月消費者物価指数・速報値が発表される。市場予想では、原油安の影響などから前年比+1.9%に伸びが鈍化(11月:+2.3%)する見込みとなっている。中国景気減速の影響などからユーロ圏でも景況感が軟化しているだけに、ドイツのインフレが予想以上に鈍化するようだと、ユーロ売り材料となる可能性がある。来年秋以降に見込まれる欧州中銀(ECB)の利上げ期待が一段と後退する可能性もあるだろう。独12月消費者物価指数・速報値に先立って発表されるドイツ各州の消費者物価指数(17時にザクセン州、18時バイエルン州など)にも注目しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)