君実生物医薬(01877)は12月24日、香港メインボードに上場した。公募価格19.38香港ドルに対し、初値は公募価格を21.26%上回る23.50香港ドルだった。高値は24.70香港ドルまであった。なお、香港証券取引所は、24日は午前中のみの立会。25日、26日はクリスマスで休場する。
同社は、上海に本拠を置くバイオ医薬品メーカー。癌および自己免疫疾患など免疫腫瘍学分野において中華人民共和国で最先端企業で、革新的な創薬に取り組んでいる。世界のバイオ製剤市場は、2017年の2402億米ドル(約27.2兆円)から2022年には4040億米ドル(約45.7兆円)と、年率11.0%の成長が予測されている。中国国内では、政府の後押しもあって2017年の2185億元(3.6兆円)から2022年の4785億元(7.8兆円)へと年率17.0%の成長が達成すると予測されている。
2017年の売上高は114.8万人民元(前年比69.4%減)、税前利益は3.2億人民元の赤字。2018年6月期(6カ月間)でも税前利益で2.18億人民元の赤字の状態。(イメージ写真提供:123RF)
【香港IPO】<12月24日>、バイオ医薬品の君実生物医薬の初値は公募価格を20%超上回る
2018-12-25 09:02

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