年内最後のビッグイベントとして米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まっている。世界景気の減速に対する警戒感がくすぶる他、トランプ米大統領が執拗に利上げけん制する中でも、フェデラル・ファンド(FF)レートの引き上げに動く公算が大きいと見られている。

 FOMCが、利上げした上で引締め姿勢を維持すればドルは上昇しそうだが、株価は下落が加速しかねない。反対に、近い将来の利上げ打ち止めを示唆するハト派姿勢を示せば、ドルが売られる一方で株価は反発する可能性もある。そう考えると今回のFOMCは、株価動向に同調する傾向がある豪ドル相場にとっても、きわめて重要なイベントとなりそうだ。ドル高・株安なら豪ドルに強い下落圧力がかかりやすい反面、ドル安・株高なら豪ドルが急騰する可能性が高まるだろう。

 FOMCでは、来年以降の景気見通しや利上げ見通しの他、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を注視しつつ、豪ドルの動きにも目を配っておきたい。なお、明朝には豪11月雇用統計も発表されるため、豪ドル/米ドル相場は僅か数時間のうちに重要イベントを2つも消化する事になる。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)