昨日のドル/円は一時112.20円台まで下落する軟調な展開。ただ、その後は買い戻しが入り、100日移動平均線を回復してクローズするなど底堅さも見られた。100日移動平均線は5月以降の上昇トレンドをサポートしてきた重要なラインであり、これを維持できるかが本日の焦点だろう。カギとなるのは米連邦公開市場委員会(FOMC)(28:00)だ。0.25%の利上げは概ね織り込み済みであり、市場の関心は2019年の政策運営スタンスに向けられている。

 具体的には、経済・金利見通しで示される成長率予測や利上げペースに関する予想の他、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見(28:30)などが見どころとなる。近い将来の利上げ休止を示唆したと市場に受け止められるハト派な内容ならドルが売られる事になろうが、株価が大きく上昇すれば円売りに繋がる可能性もある。一方で、市場の期待ほどハト派化しなかった場合は、ドル高・株安からの円高という反応もあり得るだろう。

 いずれにしても、今回のFOMCに対する市場参加者の関心は極めて高い。それだけに、為替、株、金利の各市場が大きく変動する可能性がある。日本時間午前4時という早朝ではあるが、年内最後のビッグイベントであるFOMCを注視しておきたい。

 本日の予想レンジ:111.600-113.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)