政府はこのほど、2019年の一般労働者向け地域別最低賃金引き上げに関する政令第157号/2018/ND-CPを公布した。

  これにより、2019年における民間セクターの最低賃金は2019年1月1日より+5.0~5.8%、金額にして16万~20万VND(約790~990円)引き上げられる。国家賃金審議会が政府へ提出した最低賃金案と同等の引き上げ幅となった。

  地域別の最低賃金は以下の通り。

◇第1種:398万VND(約1万9600円) → 418万VND(約2万0600円) +5.0%増
◇第2種:353万VND(約1万7400円) → 371万VND(約1万8300円) +5.1%増
◇第3種:309万VND(約1万5200円) → 325万VND(約1万6000円) +5.2%増
◇第4種:276万VND(約1万3600円) → 292万VND(約1万4400円) +5.8%増

  この賃金の適用対象となるのは、企業法に基づいて事業を行っている企業(外資系も含む)、合作社、農場、個人事業者、労働者を雇用している外国の組織や個人など。

  上記の最低賃金は職業訓練を受けていない労働者に対して適用されるもので、訓練(企業内での研修も含む)を受けた労働者の場合は、この最低賃金に更に+7%以上を上乗せしなければならない。これは通常の労働条件および時間内で勤務する場合に適用され、残業や夜勤、重労働、有害な環境での労働は対象外となる。

  最低賃金がそれぞれ異なる複数の拠点を展開する企業の場合、拠点ごとに各所在地の最低賃金を適用する。また、最低賃金がそれぞれ異なる複数の地域に所在する工業団地、輸出加工区、ハイテク工業団地、経済区に拠点を置く企業の場合、最も高い最低賃金を適用する。

  なお、第1種地域は、◇ハノイ市各区および一部の郡、◇紅河デルタ地方ハイフォン市各区および一部の郡、◇ホーチミン市各区および一部の郡、◇東南部地方ビンズオン省トゥーザウモット市と各町および一部の郡、◇同バリア・ブンタウ省ブンタウ市、◇同ドンナイ省ビエンホア市、ロンカイン町および一部の郡。第2~4種地域は、経済の発展度合いによりそれぞれ地域が指定されている。(情報提供:VERAC)