本日は、トルコ中銀が政策金利を発表する。政策金利である1週間物レポレートは24.00%に据え置かれる公算が大きい。8月に最安値を付けたリラ相場がこのところ持ち直している他、10月に前年比25%台まで伸びが加速していた消費者物価指数は、11月には21%台へ鈍化(それでも極めて高水準だが)した。さらには、原油安の影響もあって10月経常収支が過去最高の黒字を記録しており、追加利上げの必要性は薄れている。

 一方、10月の声明で「インフレ見通しが大幅に改善するまで金融政策の引き締めスタンスを維持する」と表明していただけに、さすがに利下げの選択肢はないと見られる。ただ、絶大な権力を誇るエルドアン大統領の利下げ圧力が根強いだけに、トルコ中銀の引き締めスタンスが軟化しないか一抹の不安は残るところだろう。なお、大統領の娘婿であるアルバイラク財務相も「金利はいずれ低下する」との見解を示して中銀をけん制している。予想通りの据置きとなった場合でも声明の文言に大きな変化がないか注目しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)