ドル/円は、約1週間ぶりに113.50円台に復帰しており、月初来高値(113.82円前後)の更新と、11月28日以来の114円台回復も視野に入ってきた。ここからの値動きのカギを握るのは米長期金利であろう。2019年の利上げ打ち止め観測などで低下基調となっていた米10年債利回りは、昨日の米11月生産者物価指数の上ブレでやや持ち直しており、本日の米11月消費者物価指数にも注目が集まりそうだ。市場予想は前月比±0.0%、前年比+2.2%、コア・前年比+2.2%となっている。なお、前月はそれぞれ、+0.3%、+2.5%、+2.1%であった。昨日の11月生産者物価指数と同様に、食品とエネルギーを除いたコア指数に加速が見られれば、利上げ打ち止め観測は後退する事になろう。ただ、トランプ米大統領が「来週の利上げがあるとすれば、ばかげている」などと米連邦準備制度理事会(FRB)をけん制する中、インフレ加速で米長期金利が上昇する事になれば、米国株が急落する可能性もある。ドル/円の114円台は、近いようで遠いと言えるかもしれない。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)