昨日のドル/円は113円台前半で小じっかりの展開。対欧州通貨を中心にドルが強含む中で下値は堅かった。もっとも、NYダウ平均が約350ドル高から約200ドル安へと反落するなど、株価の不安定な動きが続く中では上値も重く113.50円の手前で伸び悩んだ。

 英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitに絡む不透明感や、イタリアからフランスに広がった財政不安などがくすぶる間は、欧州通貨安の裏返しでドル高に振れやすい。その半面、市場センチメントが悪化しやすいため円安は進みにくくなる。こうした中、ドル/円は本日も113円台を中心に一進一退の展開が続きそうだ。注目すべき上値ポイントは月初来高値の113.82円前後、下値ポイントは日足一目均衡表の転換線が通る113.03円前後だろう。少なくとも、これらをどちらかに抜けない事には方向感が定まりにくいと見られる。

 材料面では米11月消費者物価指数(22:30)に注目が集まろう。市場予想は、前年比+2.2%に鈍化する見込み(前回:+2.5%)だが、食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比+2.2%に加速する見込み(前回:+2.1%)となっている。
本日の予想レンジ:112.900-113.900円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)