ユーロ/円相場は、およそ1カ月にわたり、概ね127.50-129.25円という狭いレンジの中で推移している。この1カ月でユーロ/ドルが小幅に上昇した一方、ドル/円が小幅に下落したため、掛け算通貨のユーロ/円は上下ともに動きづらくなっている。

 チャート面でも、20日移動平均線を中心とするボリンジャーバンドの幅(-2シグマから+2シグマまでの幅)が1.5円以下に縮まっており、「煮詰まり感」が台頭している。動意のマグマが噴出するタイミングを窺っているようにも見える。

 なお、明日11日はコンテ伊首相がユンケル欧州委員長と会談して懸案の予算案を再提出する他、英議会による離脱協定案の採決が予定されている。その後、13日には欧州中銀(ECB)理事会、13-14日には今年最後のEU首脳会議も行われる。ユーロ/円がレンジをブレイクするとしたら、政治・経済の面で材料が豊富な今週が濃厚と言えるだろう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)