シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングス(Temasek Holdings)とグーグル(Google)が発表した東南アジア諸国のデジタル経済に関するリポート「e-Conomy SEA 2018」は、ベトナム経済を「勢いよく成長するドラゴン」と評価している。

  ベトナムのインターネット経済は、2015~2018年期に年+38%のペースで成長し、2018年に90億USD(約1兆0100億円)に達した。このうち電子商取引(eコマース=EC)は前年の2倍に増加し、オンライン広告とオンラインゲームは年+50%を上回る成長率を記録した。2025年のインターネット経済は330億USD(約3兆7200億円)の規模になると予想されている。

  ベトナムのデジタル経済生産額が国内総生産(GDP)に占める割合は4%で、東南アジア諸国で最大だが、経済規模ではインドネシア、タイに次ぐ3位となっている。部門別に見ると、「eコマース」の市場規模はインドネシアに次ぐ2位で、タイを追い抜いた。航空チケットやホテルの予約などの「オンライン旅行サービス」は域内4位に後退した。

  「オンライン配車サービス」は、自動車やバイクの配車の他、荷物の宅配やフードデリバリーなどにサービスの種類が拡大している。市場規模は年+29%のペースで成長し、2025年には20億USD(約2250億円)に達すると予想されているが、タイやシンガポールの2分の1、インドネシアの7分の1にとどまると見られている。(情報提供:VERAC)