第10期ベトナム共産党中央委員会第7回総会で採択された農業・農民・農村に関する決議が実施されてからの10年を総括する会議が27日に開催され、成果と課題が報告された。

  カオ・ドゥック・ファット党中央委員(前農業農村開発相)によると、農林水産業の2017年の輸出額は365億USD(約4兆1500億円)で、2008年の2.2倍に増加した。2008~2017年の10年間における農林水産業総生産は年平均+2.66%のペースで伸長した。農業の労働生産性伸び率は、2017年に+6.48%に達した。

  農村住民の1人当たり年間所得は、2008年の910万VND(約4万4800円)から2017年には3200万VND(約15万8000円)へと3.5倍増となった。都市部と農村部の所得格差は、同期間に2.1倍から1.8倍に縮小した。農業生産は市場メカニズムに沿った組織化が進み、2017年末時点の農場の数は2012年の1.5倍相当の約3万4000か所に増加。2018年7月末時点で農業分野に投資している企業は4万9600社で、企業全体の8%を占めている。

  ファット氏はこうした成果の一方で、農林水産業総生産の伸び率が、決議が目標に設定した年平均+3.5~4%に達していないことや、2017年の農村住民の平均所得が全国平均の78%にとどまり、貧困世帯の割合が30%を超える農村が多いことなどの課題を指摘した。(情報提供:VERAC)