モーニングスターは11月30日に開催した「モーニングスター IFAフォーラム2018」において、同社が金融機関をはじめ152社に提供しているタブレット版の投資アドバイスツール「投資信託INDEX」を大幅にバージョンアップして来年1月から「MS Wealth Advisors」としてリニューアル提供することを明らかにした。独立系資産運用アドバイサー(IFA)を対象としたセミナーでモーニングスターの望月靖浩氏(写真)は、「従来の『投資信託INDEX』で提供してきた投資信託の販売支援情報の提供を一段と機能強化する他、『保険』や『ライフプラン』といった総合提案が可能なツールへの進化する」と、新サービスを紹介した。
 
 「投資信託INDEX」は、ファンド情報やチャートに加え、購入や積立等の各種シミュレーション、また、ファンドの比較・組み合わせ、リスク・リターン分析、マーケット情報など、投資信託を販売するにあたって必要な情報をワンストップで提供するツールとして、幅広く活用されている。複数のロボ・アドバイザー機能も提供し、リスク許容度に応じた運用ポートフォリオを提案する機能や、ライフイベントの費用に応じた必要資金を作るための積み立てプランの提案機能、そして、保有する運用商品を、リスク許容度や投資目的に合わせたポートフォリオにリバランス提案する機能なども付加している。
 
 2018年11月末現在で、提供社数は152社、6万691台の端末が稼働し、メガバンクから地方銀行、信用金庫、労働金庫、証券会社、運用会社、証券仲介業・IFAまで幅広く活用されている。金融リテラシー研究所が2017年に実施したアンケートでは、投資信託販売員の5割が活用する販売ツールとしての評価を得た。
 
 今回の機能強化で加わったのは、「投資信託」の情報・機能では、掲載情報の期間の延長、リスク・リターンの改善、つみたて合成チャート、相対・絶対チャート、つみたてNISA節税シミュレーション、iDeCo加入者診断、iDeCo節税シミュレーションなど。「多くの金融機関にご活用いただくなかで、追加情報の希望や使い勝手の改善要請など、様々にいただくご要望にお応えして、新しい機能を追加した」(望月氏)という。
 
 さらに、「保険」の販売支援機能としては、改正保険法で求められる意向把握義務に対応した意向確認ツール、情報提供義務で求められる保険商品の比較に対応する情報提供などを提供予定。また、「ライフプラン」に基づく提案をサポートするため、年代別の平均値をもとに、自分自身の保有資産の目的分けをサポートし、その結果に紐づけて顧客ごとのアクションプランを提示する機能を提供する予定だという。
 
 同社では、日常的に使われるツールとして特に見やすさや使いやすさといった「UI/UX」にはこだわって開発し、フィデューシャリー・デューティーで求められる顧客第一の提案手法に応えられる情報・機能の充実に努めたという。「顧客志向型トータルアドバイザーツールとして大幅に機能強化したMS Wealth Advisorsで、お客様により満足度の高い金融商品の提案を進めていただきたい」(望月氏)と語っていた。