11月29日に香港メインボード市場に新規上場した達力環保(TILエンバイロ、証券コード:01790)は、公募価格0.58香港ドルに対し、初値は0.61香港ドルと募集価格より5.17%高かった。その後、0.64香港ドルの高値を付けたものの、香港市場全般が下落したことの影響を受けたか、公募価格割れの水準に下落。引け値は0.57香港ドルだった。
 
 達力環保は、寧夏回族自治区の銀川市で汚水処理サービスを手掛ける下水処理事業者。銀川市は寧夏回族自治区の首府で、総人口は130万人を超える。銀川市で4カ所の下水処理施設を運営し、市の全排水処理量の約78%を請け負っている。寧夏回族自治区でのシェアは37.5%(2017年12月末現在)。排水処理に関しては2011年から2041年まで30年間にわたる排他的権利を有し、安定的な業績が期待される。
 
 銀川市は、黄河の上流に位置し、その水質管理については中央政府も重大な関心を寄せている。寧夏回族自治区は、工業化、都市化の進展によって排水処理需要が拡大している。2013年から2017年の間に、銀川市の総排水処理量は、1億3580万立方メートルから1億5440万立方メートルへと年率平均3.3%増加した。今後、2022年まで同4.0%の成長率で拡大すると予想されている。
 
 2017年度の連結業績は、売上高3億6638万香港ドル(前期比76.64%増)、税前利益8056万香港ドル(同28.42%増)。(イメージ写真提供:123RF)