メキシコペソ/円が20日に付けた6月以来の安値5.47円前後に迫るなど、足元でペソ相場が弱含んでいる。ロペスオブラドール次期政権による、新空港の建設中止や金融機関の手数料引き下げなどの民業圧迫的な政策への傾斜がペソの重しとなっている。加えて、昨日はトランプ米大統領がメキシコ政府に対し、米国に難民申請を求め同国に滞在している中米からの移民集団を本国に強制送還するよう要請。その上で、「必要なら国境を永久に閉鎖する」とツイートした事もあってペソが売られた。

 今週末30日にはトランプ米大統領が出席するG20首脳会議が行われる他、12月1日にはメキシコでロペスオブラドール新大統領が就任する。週末に向けてペソ相場の不安定な動きが続くと見られるが、これらのイベントがペソの「底割れ」に繋がらないか注目しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)