昨日のドル/円は113円台を回復。欧米株式市場の持ち直しなどを背景に円売りが優勢となった。もっとも、リスク回避のドル買いが活発だった前日の反動から、ドルも弱含みで推移。このためドル/円は、113.10円台を通る20日移動平均線の前後で上値が重くなった。本日は米国が感謝祭の祝日で、明日は日本が勤労感謝の日で祝日となる。金融市場全体が「ロングウイークエンド・モード」で動意を失う公算が大きい。イタリアの予算案や英国の欧州連合(EU)離脱など欧州政治を巡る問題も、ひとまず目先の材料を消化して次のステップ待ちだ。

 ドル/円は、(約1カ月間の終値平均である)20日移動平均前後という値位置から見て、参加者のポジションにシカゴ通貨先物市場が示すほどの大きな偏りは生じていないと推測される。持ち高調整による相場変動も最小限にとどまると見られ、突発的なニュースがなければ20日移動平均線を大きく外れる事なくもみ合う展開となりそうだ。
本日の予想レンジ:112.700-113.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)