エル・ティー・エス <6560> (LTS)(東マ)は、前日20日に10円高の1910円と続伸して引けた。同社株は、今年11月2日に今12月期第3四半期(2018年1月~9月期、3Q)決算とともに、今12月期通期業績の上方修正を発表して窓を開けて急伸したが、米国の中間選挙を挟んで世界的に株価が乱高下した影響を受け急伸幅を上回る急落を演じており、改めて業績上方修正により過去最高業績が拡大することを手掛かりに売られ過ぎ訂正買いが増勢となっている。テクニカル的にも、業績修正による株価急伸により上場来高値3085円から上場来安値1355円までの調整幅の半値戻し水準を上抜いており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」に再チャレンジするとの期待を高めている。
 
■7年間の年平均売り上げ成長率は21%、年平均利益成長率は採用増負担を吸収し23%
 
 同社の今12月期業績は、期初予想より売り上げを2億7000万円、営業利益、経常利益を4000万円、純利益を2800万円それぞれ引上げ、売り上げ29億円(前期比20.4%増)、営業利益2億7000万円(同46.5%増)、経常利益2億6800万円(同53.5%増)、純利益1億8100万円(同51.7%増)と見込み、前期の過去最高を連続更新する。プロフェショナルサービス事業では、ビジネスプロセスマネジメント能力を強みとする従来型のコンサルティング案件の獲得が順調に推移し、データ分析やPPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)導入などのデジタル活用サービスが急速に伸長して売り上げが上ぶれ7年連続増収となり、この間の年平均成長率は21.4%に拡大する。利益面では、採用による人員増加や外注先の積極活用などによるコストの増加があったが、売り上げ成長で吸収し上ぶれ、利益の過去7年間の年平均成長率は23.3%と売り上げ成長率を上回る。
 
 なお同社は、プロフェショナルサービス事業と並んで、IT業界に特化してビジネスマッチングと学びの場となるプラットフォーム「アイサンナビ」を提供するプラットフォーム事業を展開しており、同プラットフォームの今年9月末の会員数は、法人会員が3144社、個人会員数は3449名に拡大して「働き方改革」を促進、業績的にも黒字基調で推移している。
 
■25日線から7%超の下方かい離と売られ過ぎ歴然でダブル底から底上げに再挑戦
 
 株価は、昨年12月の新規株式公開(IPO)時につけた上場来高値3085円から相次ぐ世界同時株安の影響でIPO人気が後退して今年8月の上場来安値1355円まで調整した。同安値からは、ミャンマーでのオフショア開発開始、テクノロジースタートアップ企業への出資プログラムの展開、GRADIT社とのRPAツールのパートナー契約などの好材料の発表が続いて、上昇転換した25日移動平均線にサポートされながら下値を切り上げ2220円までリバウンド、上場来高値から同安値までの調整幅の半値戻しをクリアした。この半値戻しのあと1820円へ下ぶれたが、足元では、今期業績の上方修正で窓を開けて2300円へさらに上値を伸ばし、再び全般波乱相場に巻き込まれて1811円へ再調整した。テクニカル的には、1820円安値と1811円安値でダブル底を形成し25日線から7%超のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆しており、再底上げが有力で窓埋めから2300円の戻り高値を奪回、相場格言の「半値戻しは全値戻し」通りに上場来高値チャレンジを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)