NZドル/円は77.00円前後で推移している。15日に付けた約5カ月ぶりの高値77.71円前後からはやや下落したが、高値圏を維持していると言って良いだろう。NZ7-9月期失業率が約10年ぶりの低水準を記録した事や、NZ中銀声明から利下げの可能性への言及が消えた事など、11月に入りNZドルの強材料が目立っている。このため、米ドル買い(NZドル売り)に傾きすぎていた投機筋のポジションが巻き戻されているのだろう。結果として世界的に株価が不安定な地合いの中にあっても、NZドル/円が高値圏を維持しているものと考えられる。

 そうした中、本日はNZ乳業大手フォンテラが主催する乳製品電子オークション(グローバルデイリートレード、GDT)が行われる。NZの総輸出の4分の1は酪農製品が占めているだけに、乳製品価格の動向はNZドル相場への影響も小さくない。なお、このオークションの平均落札価格は6月以来、11回連続で低下中だ。NZドル/円が近いうちに77.71円前後の直近高値を超えるためには、乳製品平均落札価格の反発が最低条件となりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)