ドル/円は、前週末16日から本日にかけて、日足一目均衡表の転換線、20日移動平均線、一目均衡表の雲上限、一目均衡表の基準線など、主要サポートを相次いで下抜けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が「世界経済に減速の兆しがある」「米金利は中立水準に近付いている」などとの見解を示した事で米長期金利が低下したためドル売りが強まった。

 ドル/円は本日の東京市場で112.61円前後まで下値を切り下げて、2日に付けた月初来安値へあと数銭に迫る場面もあった。もし、112.56円前後の月初来安値を更新すれば、日足一目均衡表の雲下限(執筆時112.16円前後)、100日移動平均線(同112.05円前後)などが通る112.00円付近まで下値余地が拡大する。一方で、日足一目均衡表の雲上限(同112.89円前後)および20日移動平均線(同113.09円前後)を回復すれば、下ヒゲ陽線が底打ちのシグナルとなる可能性もある。ドル/円の112円台後半から113円ちょうど前後は、トレンドの分岐点に当たるチャート上の重要ポイントと言えそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)