16日のドル/円は、113円台を割り込んで下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が、世界的な景気減速の可能性に言及し、米金利は中立水準に近づいているとの認識を示した事などから米長期金利の低下とともにドルが売られた。その結果、ドル/円は日足一目均衡表の転換線や20日移動平均線などのサポートラインを相次いで下抜けた。今朝にはロウソク足が一目均衡表の雲の中に押し込まれており、下値余地は雲の下限(112.16円前後)まで広がったと考えられる。

 ただ、トランプ米大統領の発言などで米中貿易戦争への懸念が和らぎ、16日の米国株が上昇した事はドル/円にとって支えとなる可能性がある。市場センチメントの悪化がなければ、円買い圧力は高まりにくいと見られ、112円台半ばでは押し目買い意欲が高まる事も考えられる。まずは、日本をはじめとするアジア株の動向が注目されよう。

 本日の予想レンジ:112.200-113.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)