メキシコ中銀は、本日の会合で政策金利を7.75%から8.00%に引上げる公算が大きい。10月以降にドル高・ペソ安が進行している事や、インフレ率が依然として中銀目標を上回っている事から利上げは必至と見られる。

 ただ、この利上げがメキシコペソ相場の押し上げに繋がるかは不透明と言わざるを得ない。利上げ幅が0.50%ポイント以上なら話は別だが、政策金利が既にほぼ10年ぶりの高水準にある事などから、その可能性は低いだろう。「織り込み済み」の0.25%ポイント利上げでは、サプライズの余地はほとんどない。

 ロペスオブラドール次期政権は、新空港の建設中止や銀行手数料の大幅引下げを画策するなどして、早くも市場の不興を買っている。また、メキシコの主要輸出品である原油の価格は、足元で約1年ぶりの安値水準で推移している。これらの点も勘案すると、ペソ相場をここから押し上げるためには、中銀声明に何かしらの前向きなサプライズが必要であろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)